【自分のことがわからない人へ】自分の価値観を知るたった1分でできるワークを解説【書籍レビュー】
自分の価値観がわからない・・・。
そんな人に向けて、
自分の価値観をたった1分ですぐに知ることができるワークをご紹介します。
それは
- 自分が重要と考えている評価基準を書き出すこと
ただこれだけです。
え?
もう終わり?
はい。この記事の結論はこれだけです。
では、この重要と考えている評価基準とは一体何なのか。
僕たちは普段、無意識に他人のことを独自の評価基準で見ています。
たとえば、こんな小学生が身近にいたらあなたはどう思いますか。
・私立の小学校に通う
・週6でたくさんの習い事に通う(英会話、プログラミング、水泳)
・友達と遊ぶときの門限は17時
人によっては、
教育熱心な親のいる家庭で育って、その子がうらやましい!
という人もいれば、
自由がない厳しい家庭で、その子がかわいそう!
という人もいると思います。
前者の人は、
学歴や教養があった方がいい、文武両道であるべき、
といったような評価基準がある一方で
後者の人は、
自由に過ごせることが1番
という評価基準を持っているのかもしれません。
このように、同じ人を見ているのに解釈が大きく異なります。
そして、その解釈の仕方には、
自分の感情や経験が色濃く反映されていると考えられます。
他人をどう解釈するかということは、イコール自分をどう解釈するかに大きく影響されます。
では、改めて質問します。
あなたにとって、他人を見るときの大切な評価基準はなんですか?
・有名大学や一流企業に勤めているかどうか
・実績を出してきているかどうか
・親身になって話をきてくれるかどうか
・ポジティブ思考かどうか
・誠実な人かどうか
・おもしろい人かどうか
・気を遣える人かどうか
・オシャレな人かどうか
独自の評価基準がたくさん出てくるはずです。
そして、
その基準で僕たちは世界を見ていて、この基準が僕たちの行動や幸福度に深く関わっています。
自分の見ている世界は、他人が見ている世界とは大きく違う。
ドラえもんのセリフでも似たようなものがあります。
どっちも正しいと思っている。
ヒトの数だけ正義がある。
この記事で言うなら、ヒトの数だけ評価基準や価値観がある。
当たり前のようで、自覚してない人が意外と多い事実です。
かつての僕も、そうでした。
営業の仕事をしていたとき、
顧客にウソをついてでも契約とってくる同僚がいて、
誠実さを重視する僕には全く理解できませんでした。
けど、その同僚にとっては
誠実さよりも
社内での評価や成績トップを獲ることが評価基準だったとしたら納得ですよね。
この自分独自の基準、フィルターを通して世界を見ていることを自覚する。
そして自覚した上で、より柔軟に世界を見れるようになると人生の満足感が上がるよ!
という話でした!
参考にした本はこちら↓
自分の価値観を知る、きっかけのワークとしてこの記事が役に立てばいいなと思います。
まとめ
個人的な採点
本全体として、自己診断できるワーク形式のものがいくつかあるので、そういったものが好きな人や初学者にはおすすめです。
特に、ビッグファイブテストをやったことがない人はいいかと思います。
ビッグファイブテストは、
自分のパーソナリティを知る科学的な手法としては影響力の高いもので、
誠実性、協調性、情緒安定性、開放性、外向性の5項目で数値化します。
興味ある方はぜひ。
また、人や自分の性格は固定的ではなく、状況や目標によって変化しうるという視点は新しい発見になるかと思います。
例として、もともと内向的であるこの本の著者が、
大学の講義では外向的に振る舞い、人気教授となっていることが挙げられています。
TEDトークで喋ってる様子を見ると、たしかに外向的な感じに見えるかと思います。
流行りのMBTI診断などで、
INFJ(内向的で思考型)
などと出ても、状況や目的によって変わりうるからね〜という話です。
個人的には、
既知の内容が多かった点と、ワーク形式の診断など全体を通して、納得感がイマイチだったので、本としての評価は少し低めになりました。
書体・文字テイスト参考
文字のフォントとか行間の使い方、イラストの相性って大事ですよね。
ネットで購入するときの判断材料としてご参考に。
少し古い本なので、メルカリだと安く読めます。
本の目次
第1章 あなたを閉じ込めている檻――“メガネ”を変えて世界を見る
第2章 「自分の性格」を理解する――5つの要素で適性がわかる
第3章 別人を演じる――大切なもののために性格を変えるということ
第4章 「タマネギ」か「アボカド」か――場に合わせるか、信念に従うか
第5章 主体的に人生を生きる――運命はどのくらいコントロールできるのか
第6章 性格は寿命も左右する――すべてを勝負にする人、しない人
第7章 クリエイティビティは「才能」ではない――独創的な人ほど性格が悪い
第8章 住んでいる場所が「生活の質」を決める――SNSで回復する人、疲れる人
第9章 「パーソナル・プロジェクト」を追求する――人生をかけて達成したいことを見直す
第10章 自分を変える挑戦――幸福な人生を自分でつくる
著者プロフィール
ブライアン・R・リトル
パーソナリティや動機付けをテーマにした心理学分野で世界的に有名な研究者。
ハーバード大学で心理学を教える教授であり、一般読者向けの心理学書も多数執筆しています。彼の著書は、難解な心理学の知識を平易な言葉で解説し、読者が自分自身を深く理解し、より良い人生を送るためのヒントを与えてくれます。